レッスンの価値を「再定義」する

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レッスンの価値を「再定義」する

当教室は、おかげさまで開講から10年の節目を迎えました。

2016年、小学1年生の生徒さま1名からスタートした当教室。現在は未就学のお子さんからシニア世代まで、30名近くの生徒さまがレッスンに通って下さっています。

ヴァイオリンとの向き合い方や音楽との接し方は、生徒さまによって実に様々です。また、それらは年齢や経験を重ねるにつれ、自然と変化していくものでもあります。

長く通って下さっている生徒さまの中でも、特に変化の振れ幅が大きいのが学生(10代)の皆さん。

講師は変化を受け止めて、レッスンの在り方を柔軟に変化させていく必要があります。

そのためにも、お子さんや保護者さまとのコミュニケーションは非常に重要になりますが、私自身「レッスン内の限られた時間での会話やメールのやり取りだけでは、不十分かもしれない」という懸念がありました。

そこで先日、保護者さま(希望者のみ)を対象に、一対一の面談を実施させて頂きました。

・お子さんが自宅で練習される際の声掛け

・受験勉強との両立

・ヴァイオリンとの関わり方の変化

などなど…。

お子さんへの悩みや不安、期待、そして(お子さん本人がいらっしゃる場では)なかなかお話しづらいであろう内容も伺うことが出来ました。

当然といえば当然ですが、お悩みや不安に対して、こちらがすぐにその場で特効薬を処方し「ハイ即解決!」という風に、単純にはいかないのが難しいところです。

歯がゆさと、自身の力不足を痛感しつつも、こうして「頭を振り絞って考える」という行為は、AIでは代替不可能な「人間らしさ」なのかもしれません。

今回伺ったお話を受け止め、自身の中で消化した上で、お子さんとのコミュニケーションの在り方や、レッスンの方針を見直していきたいと思います。

演奏技術が向上したり、本格的な曲が演奏出来るようになることは、本人や保護者さま、講師にとっても嬉しい成長ではありますが、それだけが全てではないはずです。

レッスンやヴァイオリンに対する価値は一つではなく、生徒さまの数だけ存在する。

時折立ち止まって、お子さんや保護者さまの声に耳を傾けながら、価値を再定義することの大切さが身に沁みた一日となりました。

お忙しい中、貴重なお休みの日に面談にお越し下さった保護者の皆さま、本当にありがとうございました。

𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧𖡼.𖤣𖥧

レッスン室の一角。昨年末、足を運んだ展覧会で購入したポストカードを飾っています。

このカードを飾った直後、いつも大人しいCちゃんが「先生、〇〇の展覧会に行ったんですか?私も行きました。すっごく良かったですよね!」と興奮気味に話してくれました。驚きつつも、彼女の新たな一面に触れたような気がして、なんだかそれがとても嬉しく。

かなり長い期間飾っているので「そろそろ別のカードに替えようかな」と思う瞬間もありながら、カードを眺める度にCちゃんのキラキラした表情が頭に浮かび「もう少しだけ、このまま飾っていよう」と思い直す…というのを繰り返す日々です。

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この記事を書いた人

桐朋女子高等学校音楽科、桐朋学園大学音楽学部卒業。同大学研究科修了。
第31回「茨城の名手・名歌手たち」出演。第3回日本奏楽コンクール第3位。2016年度茨城県芸術祭県民コンサート奨励賞。
NHK水戸、茨城放送各番組に出演。
桐朋学園大学附属子供のための音楽教室元講師。 内山ヴァイオリン教室主宰。

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